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中古戸建vs新築戸建 どちらがお得?

毎週末になると、新聞の折り込み広告に、不動産物件や、ハウスメーカーの新築分譲チラシが多くなることは知っていますか?
不動産購入を検討していると、土曜日、日曜日に入ってくる折り込みチラシに、どんな新しい物件が入ってくるのかワクワクしますよね。
でも、わからないことがあります。それは、
「新築戸建と中古戸建、この差って何?」
「どうして、同じ地域なのに新築と中古で価格が違うの?」
もし、あなたが上のような疑問を持っていたら、もしくは、もっと別の疑問も抱いていたら、ぜひこの記事を参考にしてください。
新築戸建と中古戸建の比較方法はたくさんあります。
ですが、この記事では、はじめて不動産を購入する方に向けて、新築戸建と中古戸建の特徴や、比較をしたいと思います。

新築、中古、それぞれの特徴を知ろう

まずは、買いたいと思う理想の住まいが見つかるように、新築戸建と中古戸建、それぞれの特徴を説明していきましょう。

新しいか築年数が経過しているか

新築は、言葉の通り、「新しさ」につきますよね。特に、ご自身のこだわりの積もった新築戸建を造った場合は、より一層愛着も湧くはずです。
また、設備や、水回りも、「誰も使っていない」ことで、常に新しい状態を保っていこうという意識にも繋がりますよね。
その水回りが、中古戸建では、最も老朽化が目立ちやすいと言われています。なかなか水回りの定期的なメンテナンスの定着がないことも相まってしまい、中古住宅のデメリットとして見られることも多くあります。

分譲地ならご近所も同じタイミングで入居の可能性あり

中古戸建は、すでに出来上がっている地域コミュニティがあるものですが、分譲地に何棟も建築されている新築戸建の場合は、ご近所の方も同じタイミングで入居をするケースが多いので、人間関係の構築も一から一斉にスタートできる安心さがあります。

耐震性やセキュリティ面

防犯面に関しては、新築戸建の方が、時代に合った防犯設備を兼ね備えていることが多いです。中古戸建も、売主様が独自で防犯対策を取っている物件もありますが、全ての中古戸建がそうとも限らないので、ご自身で取り付け費用などが発生します。
また、地震大国とも言われている日本の耐震基準は、世界と比べても基準が厳しいそうです。その基準を通過している日本の建築技術は世界に誇れるものですよね。
とはいえ、中古戸建で気になるのは、耐震性ではないでしょうか。耐震性については、不動産会社に確認をしてみることをおすすめします。

間取りと理想の空間

新築注文住宅ともなれば、あなたの好きなテイストを取り入れたり、空間も一から自分で決めることができます。中古戸建の場合はどうでしょうか。もし間取りや設備に古さを感じていたら、リフォームやリノベーションをすることによって、物件に新たな命を吹き込むことができ、あなた好みに変えることも可能です。

気になるお金の事情

新築戸建は高い!と販売価格だけをみると、高いイメージを持ってしまいます。住宅の購入では、その他に税金や手数料なども契約時にかかり、また、年数によって税制優遇措置も変わってきます。
総じてみると、一概に新築戸建が高いわけではないのです。
では、結局どちらが得なのか・・・実際のところ、どちらが高いかお得なのか、断言できないのが正直なところです。

販売価格の差

全く同じ戸建物件で、その差が新築と中古だけの違いであれば、物件の価格は、中古戸建の方が安いでしょう。しかし、全く同じ条件はあり得ないですよね。同じ土地に2つの戸建を建築できませんから。
実際は、全面の道路状況などの違い、建物の向きの違いなど若干の差が生じ、価格にも反映しています。

仲介手数料の差

不動産の売買は、個人間でも行うことができますが、日本では、売主が不動産会社に販売活動の依頼をし、購入希望者を探してもらう方法が一般的です。晴れて契約が成立した時に、不動産会社へ渡す成功報酬が、仲介手数料となるのです。
中古戸建は、上記に当てはまりますが、新築戸建は、仲介手数料がかかる場合と、そうでない場合がありますので、不動産会社に確認をしましょう。
ここで豆知識:仲介手数料はどういう計算になるのか?
仲介手数料の報酬額は宅地建物取引業により計算方法が決まっています。
1:売買価格が200万円以下・・・・・・・・・取引額より5%
2:売買価格が200万円〜400万円以下・・・取引額より4%
3:売買価格が400万円以上・・・・・・・・・取引額より3%
多くの不動産物件は3に当てはまり、具体的な計算式は下記となります。
仲介手数料=(売買価格×3%+6万円)×消費税

リフォーム費用

新築戸建にはリフォームやリノベーションは必要ありません。その点、中古戸建は、新築戸建よりも安く購入できる分、老朽化の箇所を修繕する必要もでてきます。物件によって老朽化の進み具合の差がありますが、リフォーム費用も資金計画として考えた方がよいですね。
しかし、注意も必要です。中古戸建を安く購入しても、リフォームやリノベーション費用が高額になってしまうと、結果的に中古戸建の方が、新築戸建よりも高くなる場合もあるので、きちんと計画を立てて実行しましょう。

税制優遇の差

新築、中古に限らず、不動産を購入する際に、諸経費がかかり、税金も含まれます。税金の種類によって軽減率が変わるので一つ一つ紹介しましょう。
・固定資産税
通常は、評価額の1.4%の計算により、固定資産税額が決まりますが、下記の軽減措置があります。
新築戸建:3年間建物にかかる固定資産税は半額になる
中古戸建:軽減措置はなし
・登録免許税
不動産を購入すると、所有者の情報を登記簿に記載をしなければいけません。登録時にかかる課税を登録免許税といいます。
新築戸建:固定資産評価額×0.15%
中古戸建:固定資産評価額×0.3%
・不動産取得税
不動産取得税は、不動産を取得した場合に課税される税金となります。新築と中古によって控除される額が変わるので下記を参考にしてください。
新築戸建:固定資産税評価額から1200万円の控除
中古戸建:中古戸建は、新耐震基準の適合が証明できる場合のみ控除が受けられますが、控除額は築年数によって異なります。

金銭だけがお得とは限らない

お得というと、金銭的に安くなるかどうかと考えてしまいますが、この記事全体でお伝えしている内容は、新築戸建も中古戸建も、どちらがお得とは言い切れないということです。
まずは、何にどれだけのコストがかけられるのかを家族で話し合い、新居を購入したときにあなたの人生が豊かになることが大切なのかもしれません。
長野市の戸建物件を多く扱う私たち株式会社中部エースは、不動産売買専門店です。
不動産購入を何度も経験する方は少なく、わからないのが当たり前です。こんなこと聞いてもいいのだろうか?と思うことでも、遠慮なく是非ご相談ください。

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