マンションの最上階はペントハウスとも呼ばれ人気が高く、憧れの的ともされています。
でも、マンションの最上階は本当に快適でしょうか?そのメリットとデメリットを徹底解明します。最上階の物件を購入、検討する際に参考にして下さい。
人気の理由:最上階が持つ魅力
マンションの最上階が人気を集める理由は、
・眺望が良く、開放感に溢れる。
・日当たりと風通しが良い。
・プライバシーが保たれる。
・セキュリティ面で安心感がある。
といったポイントが挙げられます。
これらの魅力が組み合わさって、多くの人々が最上階に住むことへの憧れがあると考えられます。
最上階特有の眺望・日当たり・風通しのメリット
最上階の特徴として、眺望や日当たり、風通しの良さが挙げられます。最上階は上階のベランダなどに遮られることが少ないため、窓からの光がたっぷり入ります。また、最上階は風通しが良く、特に夏場には涼しい風が通り抜けることが快適だと言われます。
さらに、最上階に住むことは、その絶景の眺めの開放感と心地よさと共に、ちょっとした優越感も味わえます。
隣接住戸との距離感:プライバシーと静かな生活環境
最上階に住むことで、隣接する住戸との距離感が保たれ、プライバシーが守られるというメリットがあります。上の階の足音や物を落としたときの音、生活音の悩みも軽減されるため、静かで落ち着いた生活を送ることができます。日常のストレスを和らげ、快適な生活を送ることが可能です。
防犯面での安心感:不審者の立ち入りを防ぐポイント
また、最上階はエレベーターや階段を利用しないとたどり着けないため、わざわざその階まで上がる不審者が少なくなります。このため、防犯面での安心感が増し、ファミリー世帯や女性にもおすすめの選択となります。
最上階に潜むデメリットとその対策
最上階のマンションに住むことには、眺望や開放感などのメリットがありますが、デメリットやトラブルも潜んでいます。
地震や災害への影響:構造と耐震性の検討が重要
最上階は低層階に比べ地震の揺れが強く感じられることがあります。建物の構造や耐震性を検討し、安心できる物件を選ぶことが大切です。
耐震性が高いマンションもたくさん造られているので、購入を検討する際には、不動産会社や販売会社に耐震性を確認しておくことがおすすめです。
エレベーターや階段の利用:待ち時間と労力に注意
最上階に住む場合、エレベーターや階段の利用に関するデメリットも考慮する必要があります。最上階はエレベーターの待ち時間が長くなる傾向がありますし、緊急時には階段での移動が必要になることもあります。その分、買い物や荷物の運搬には時間や労力がかかります。また、エレベーターが故障した場合は、低層階に住んでいる人に比べ、影響が大きくなることも考えられます。
暑さ対策:断熱性能と設備の検討がポイント
最上階は日当たりが良いのはいいのですが、夏場には暑さがより厳しく感じられることがあります。そのため、エアコンや熱を逃がす窓の配置、間取りを良く検討することが重要です。夏の暑さ対策として、エアコンを使用する際には、部屋の大きさに合った適切な容量のものを選び、快適な暮らしを送れるよう、検討しましょう。更に風通しや日当たりを考慮したカーテンや家具の配置も重要です。ご検討の際は、不動産会社や専門家への相談をおすすめします。
最上階特有の価格設定:高層階になるほど価格が高くなる
最上階のマンションの価格設定は、高層階になるほど価格が高くなる傾向があります。これは、最上階は、その素晴らしい眺望や良好な日当たり、風通し、プライバシーが保たれるなどのメリットにより、市場性が高いためです。しかし、購入時に価格が高い分、売却時には、価格を落とさずに売却できる可能性もあり、将来的な資産価値を考えると購入時は高くても購入しておくという選択もありだと思われます。
最上階を選んだ人の声:実際に暮らした経験者からのアドバイス
最上階に住むことを選んだ人たちの声を集めてみると、まず日当たりと風通しが喜ばれています。次に高層からの眺望を楽しむことが出来るといった点が好評です。また騒音が少なく静かに過ごせること、防犯対策にも優れていることから、快適な生活が送れるという意見も多く見られます。一方で、エレベーター故障時の不安や地震への心配、夏場の熱に悩まされることもあるため、熱対策として遮光カーテンを閉めることで温度上昇を防いだりしているようです。