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利用できるとは限らない……中古マンションにおける「駐車場」の注意点 ~point10~

中古マンション購入時に、トラブルになりやすいポイントの一つに「駐車場」があります。「駐車場があるマンションだから、車を所有していても安心だろう」と安易に予測するのは危険です。駐車場付きの中古マンション購入を検討する際には、事前にどのようなポイントを確認しておくべきなのでしょうか。

必ずチェックしたい3つのポイントを紹介します。

空き状況をしっかりと確認

マンションに駐車場が併設されていても、「中古マンションを購入・入居後、すぐに 使える」とは限らないので注意が必要です。

特に近年は「マンションを売却した場合も、駐車場の使用権は受け継がれない」というルールを定めている物件が増えてきています。

この場合、中古マンション購入者は、改めて管理組合に対して使用申し込みをする必要があります。併設駐車場に空きがあれば、申し込みはスムーズに通ることでしょう。しかしマンション駐車場の中には、「常に空き待ちが発生している」というところも少なくありません。

後者の場合、購入後に駐車場の申し込みをしても、実際に使用できるまでには長い時間がかかることでしょう。

駐車場の利用を検討しているのであれば、事前の空き状況の確認は必須です。「空きがない」と言われた場合には、近隣の駐車場が使えるかどうか、申し込みから利用決定までの手順についても、同時に確認しておきます。

所有する車で使えるかどうか

駐車場に空きがあると言われても、まだまだ油断はできません。

マンションの駐車場とは、それぞれが非常に個性的なもの。

条件によっては「自分の車では使えない」ということにもなりかねないのです。内覧をするときには、駐車場のサイズや条件についても確認しておくと安心です。

駐車場のタイプによっても特徴が異なる

マンションに併設されている駐車場には、主に以下の3つのタイプが存在しています。

  • 平置きタイプ
  • 立体自走式タイプ
  • 機械式タイプ

車を運転する方にとって、もっとも利便性が高いのは平置きタイプです。車のサイズが制限されてしまう可能性も低いでしょう。

ただしデメリットもあり、マンションに入居する世帯数分の平置き駐車場を確保しようとすれば、 広い土地
が必要となってしまいます。駐車場利用料も高くなる傾向があります。

立体自走式タイプは、駐車場の出入りに少し時間がかかりますし、機械式の場合は動作やメンテナンスに手間やコストが
発生してしまいます。駐車場のタイプは、マンション全体の 安全性や今後の修繕計画にも深く関わるポイントです。

中古マンション購入時には、車の有無にかかわらず確認しておきましょう。

中古マンション購入時には、駐車場についてもきちんとチェックすることが大切です。特に自家用車を所有している場合には、駐車スペースを確保できるかどうかは重要です。内装や設備、間取りなどと比較すると、優先順位は低くなりがちですが、大切なポイントだということを頭に入れておいてください。

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